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 NPO法人ワーカーズコープふじみ野地域福祉事業所は、これまで”地域に根差した福祉拠点作り”として、幾つかの事業を新規に立ち上げてきました。平成23年にふじみ野市内の8カ所の放課後児童クラブの指定管理者となった後、障害児童等の放課後等デイサービス「ふわふわ」を開設し、地域の課題を解決する為の事業起こしに取り組んできました。

 平成27年には埼玉県ふじみ野市役所内において福祉総合支援チームが発足し、その業務委託を受けて、自立支援・就労支援業務が開始されました。相談窓口に寄せられた相談内容は様々で、病気・失業等による生活困難から貧困による教育問題、借金問題や離婚問題、DVによる緊急退避場所の確保や精神障害等による住居確保困難の相談など多岐に渡りました。

 その中でも、「引きこもり」に関する相談は年を追う毎に増加し、相談内容も緊急性を帯びたケースも少なからずありました。しかし、これらの問題に対して行政での対応・支援のみでは限界と思われるケースが増加して行きました。

 

 「引きこもり支援」は対象者と支援者の相互の信頼性の醸成が必要不可欠であり、またその為には長期間に渡る支援が必要となります。更に、市役所内の窓口相談だけでなく、積極的に地域・市民に呼びかけ「引きこもり」への理解を深め、偏見を払拭し、対象者の早期発見と早期支援に繋げる事が大変重要です。

 「引きこもり」問題について、当事者だけでなく、家族や地域・市民への呼びかけや支援を、行政・制度等に左右されずに継続的・長期的に行ってゆく為の拠点として、NPO法人ワーカーズコープふじみ野地域福祉事業所は、就労応援プラザ「きぼうのとびら」を平成30年5月12日に設立しました。

​設立の経緯

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